妻が行きたいと言ったタイミングで我が家は焼肉を食べにいく。
今回は、京成大久保の牛角だ。オリジン弁当の二階にある。
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家から車で出発。駅の近くの駐車場に止め、我々は牛角に向かった。
焼肉チェーン店、牛角。そのメニューの多彩さは、我々を圧倒した。
牛タン、カルビ、ハラミ、ホルモンなどを中心にがんがん攻める。
▲定番の牛角カルビ
「ココロふるえるメンマ」などの不思議なネーミングのサイドメニューも、ついつい注文してしまう。妻は「コロコロ増えるメンマ」と読み違えていて、しばらくの間、どうやって増えるのかを真剣に考えていた。
テーブルには、熱に強い木が打ちつけられており、そこに灼けた焼肉台をおく。中には炭火が燃えさかっていて、純粋に炭火だけで焼肉が食えるのだ。
消臭設備も充実していて、焼肉の煙は、強力な機械によって上空に吸われていく。
我々は、服にしみつくにおいを気にすることなく、焼肉を堪能することができるのだ。
肉もサイドメニューもおいしい。だが、非常に残念なことに、私が注文した「ごはん(中)」が固くてまずかった。
もったいない。けどまあ、それはたまたまその日のごはんがまずかっただけだろう。そうだそうだ。
我々は、じゅうじゅうと肉を焼き続けた。油が燃えて巨大な炎があがったりしたときは、私が落ち着いて「ごま油であえたキャベツ」を一枚つまんで、燃えている箇所に押しつける。
ごま油に引火してさらに燃えたらどうしようと、心の中で若干不安になりつつも、顔に出さず、無事にキャベツの水分で炎を鎮火した。
妻から、おっ、やるねという視線が私に注がれる。ふっふっふ。
おなかもいっぱいになってきて、楽しい焼肉の時間が終わりつつあった。我々は、熱いお茶をもらい、会計に向かった。
そこで口直しのガムをもらう。このガムが、なんと、ひと噛みしたら、口の中でばらばらに砕け散ってしまった。乾燥しているのだろうか。
だが、噛んでいる間にガムらしくなってきた。と思ったら、あっと言う間に味がなくなってしまって、こんなことなら口の中を焼肉味にしたまま帰ればよかった。ちくしょう。
まあでも、たらふく食べたにしても二人で約5,000円というのは、かなり安いのではないか。
牛角の肉で満足できる舌に感謝しつつ、我々は帰途に向かった。